皆さん、お疲れ様です。東日本支店の林です。

最近、腕時計に興味があり、時々時間が空けばインターネットで色んな
ブランドのモデルのチェックは勿論、一番高い時計やレアな時計を検索したり
製作過程の動画を探してみることがあります。

単に時間を知らせる装置だけでなく、ファッションアイテムとしても使われ
芸術的価値に優れた製品はかなりの価格で宝石のように
取り扱われている腕時計…

今日は腕時計の歴史を簡単に調べてみましょう。

まず、時計の歴史は文明が生まれたと同時に始まったと言えます。
日時計、水時計、砂時計などの自然の時計を経て
14世紀初期に動力を使用した機械式時計が発明され
技術の進歩で15世紀末頃にはぜんまいばねを利用した懐中時計が作られ、
小型時計の時代の幕が開かれます。

最初の腕時計は1571年だとか、1812年だとか等の議論がありますが、
ギネスブックに登載されている最初の腕時計は、1868年PATEK PHILIPPEで
作られた製品だそうです。
ですが、この製品も時計として見るのかブレスレットの様な装飾品として
見るかについて意見が分かれています。

このように、19世紀末頃まで腕時計はアクセリの一部として女性に親しまれ
男性は身に着けなかったようです。

そんな中、ボーア戦争や第一次世界大戦が勃発し、時間は軍事作戦の
かなり重要な要素となります。
兵士たちは砲撃や攻撃開始などの正確な時刻を知る必要がありますので・・・
しかし、緊迫した戦場でポケットに入れておいた懐中時計を取り出し、時間を確認して再び入れることは非常に危険で不便で仕方がありませんでした。

各国では、軍隊で簡単に時間を知ることができるようするために
腕時計の使用を推奨して小型化軽量化などの技術の発展のために投資したり
普及に力を入れる事になります。
この時だけでも、基本的に懐中時計の構造にワイヤーや革ストラップを使用し
腕に巻く形でした。

懐中時計の変形形態を脱し、現代的な腕時計として認められている
最初の腕時計は1904年に製作されたカルティエの「サントス」です。
ルイ・カルティエが飛行実験に時間チェックが必要だった
パイロットの友人のサントスのために発明しました。
今の腕時計は基本的にこの時計の構造をしているという点で
最初の腕時計として評価されています。

数十年間続いた戦争は、腕時計の革新を促進させました。
暗い中でもよく見えるように夜光塗料を塗り、
強い衝撃にも耐えられるように水晶ガラスを開発したり
敏感なメカニズムを保護するために、水やほこりが入らないように、
さらにしっかり作るなどの変化が生じました。
戦争が終わった後にも、男性達が便利な腕時計を使い続けながら
以前より広く普及し、より一般的に使われたきっかけになります。

以後、ぜんまいばねだった機械式の電子デジタルの発展を経て、
スマートウォッチまで発明され今日まで続いています。

腕時計の歴史を見て、時計にこのような長い歴史と
多くの人々の努力が込められているという事を感じることができました。

今日も一秒一秒貴重な時間と共に、
素敵な一日をお過ごし下さい。